鳶職人
鳶士工事業 松原工業
松原 恭兵さん
- 建物づくりをお手伝い
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鳶職人は、建設現場で働く建設作業員の中でも、高い場所での作業が多く、専門性の高い職種です。建設現場では、建物の土台を作る人、建物の型枠を作る人、壁や屋根を作る人、など多くの職人さんが段階ごとに作業を受け持ちます。その中で、鳶職人は建築現場での足場組みを行ったり、建築図面をもとに骨組を組んだりもします。
鳶職人ってどんな仕事?
建築の場で働きます。外での作業が主であるため、日差しが強い中、雨風が強い中で働くので体力は必要です。また、体力だけではなく、鳶職人でしか高所作業が行えないため、現場での技術も非常に必要となってきます。主な仕事内容は、建物において、建築図面をもとに骨組みや足場を組むだけでなく、それの解体まで行います。高所作業を基本としているので、危険と隣り合わせの職場です。そのため、安全確認をしっかり行い作業することが大切です。
骨組みを組み立てているところ
トラックを操作している様子
事務作業の様子
- ■ 県内業界の現状
若い世代の人では不足しています。仕事の依頼は増加傾向にありますが、建築現場で働く若者は減少してきています。
- ■ こんな人におすすめ!
仕事の役割分担があるので、その役割をきちんとこなせる人。
向上心、根性があればだれでもOK
- ■ 給与・休日・待遇
日当7000円から10000円 見習い 7000円から
日曜日、お盆、正月 など
あれば有利な資格
鳶一級技能士
夢を叶えた人にインタビュー : 鳶職人 : 鳶士工事業 松原工業 松原 恭兵さん
安全第一
- ― 鳶職人を目指したキッカケを教えて下さい ―
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父の背中に憧れて
父が鳶職人をしていたことは私が鳶を目指した理由の大部分を占めます。幼いころから鳶をしている父を格好良く思っていていました。私の場合は、大学を卒業後父が経営している会社の入り、鳶職人を始めました。
- ― 鳶職人の一日ってどんな感じですか? ―
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7時頃に出勤し、現場でのミーティングを行い、8時ごろに作業を開始します。図面を見ながら足場を組んんだり、建築現場の代表の方とやりとりをしたりします。その他には、会社の経理も担当しているので事務所での事務作業も行っています。12時から13時までお昼休憩をとります。そこからまた作業を始め、18時ごろまで作業を行います。一日の間に10時から、15時からの2回に30分の休憩をはさみます。
しかし、日によって現場が異なるので、上記の場合と多少異なる場合があります。
- ― 鳶職人の仕事のやり甲斐は何ですか?逆に、この仕事の厳しさも教えてください。 ―
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専門職の技術を生かして
専門職なので、鳶職独特の技術を活かせたり、他の建築関係の職業ではない高所作業をしている時など、私たちにしかでいない仕事を行っている時にやりがいを感じます。しかし、何事もそうだと思いますが、仕事を覚えるまでは大変です。また、日々学び続けていて、学びの終わりもありません。また、現場によって作業方法も異なるので、各現場に合わせて行動しなければなりません。しかし、これらの苦労を乗り越えた時の達成感は、とてもあります。 - ― 将来、自分はこうありたいというキャリアプランなどありますか? ―
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経営拡大
経営力、組織力をあげて会社を大きくしていけたらいいなと思います!
- ― 鳶職人をこれから目指す後輩にアドバイスを! ―
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技術アップに達成感
鳶職はとてもやりがいのある仕事です。やればやるほど、技術力はアップするし、日々達成感を感じられます。若いうちから、やるべきことをきちんと達成してから、社会に入って下さい。
夢を叶える為のミライチズ
- ■ この職業になるには
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特に必要な資格はいりません。鳶の世界に見習いからはじめて、ステップアップしていくのがスタンダードです。しかし、そのステップアップに応じて資格を取る必要性も出てくるでしょう。ネットや学校などを通じて従業員を募集しています。