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農家(自営業)

日本の食料自給を担う大切な仕事。自然と関わり、作物を育てる畑人!


新里渡さん

農家の最大の魅力はなんだと思いますか?
農家は日々、努力を積み重ね、良いものを生産し、受け取り相手である消費者に喜んでもらえるかを追求しています。試行錯誤する楽しみ・自分が一生懸命に育てた作物が市場に並び、お客様のもとへ届けられ、自分が作った作物を「美味しい!」と笑顔で言ってもらえるやりがいは、他の職業には無い最大の魅力だと思います。

農家(自営業)ってどんな仕事?

農家とは日本の食料自給を担う大切な仕事であり、耕地等において農作物を栽培・収穫し食料を供給します。いわゆる第一次産業に属します。第一次産業とは自然に働きかけて直接利益を得る産業のことで、農業以外に、林業や漁業、酪農や畜産業などが同じ第一次産業になります。
主食である米や麦などの穀物をはじめ、野菜や果物、花卉栽培などさまざまなジャンルがあります。季節や畑に合ったいろいろな野菜を栽培し、市場へ出荷します。時期により仕事内容は変わり、農作物を栽培するのに必要な環境を準備する期間、植え付け・作付け期間、収穫・出荷期間などに分かれます。業務は多岐にわたり肥料精製、土壌作り、環境作り、種まき・植付、害虫駆除、収穫、出荷などがあります。

  •  新里渡

    雑草抜きをする新里さん

  •  新里渡

    綺麗な畑!!!

  •  新里渡

    真心こめて作った野菜たち

■ 農家の現状

県内の現状として30代が2%。農業人口の平均年齢が65歳以上なので若手の農家はまだまだ少ないです。
全国との違いを挙げてみると、沖縄県はさとうきび農家が多いことが挙げられます。農地は親・親族から引き継ぐことが一般的で、それ以外は借地が多い傾向にあります。

■ こんな人にオススメ!

畑を耕す体力や忍耐力も必要不可欠だと思いますが、農業をしていく上で一番大切なのは観察力ではないかと思います。すぐに結果を求めず、5年後、10年後を見据えることが出来る力を身につけることが、農家としての技術力を上げることに繋がるのではないでしょうか。

■ 給与・休日・待遇

毎月決まった収入はなく、頑張った分だけ収入に繋がります。

休日は、すべてが天候と作物の状態次第。収穫期などは早朝から夜中まで働くことも。
その反面悪天候で作業が出来ないこともあります。

ステップアップすると

自分の畑の面積を広げて、従業員を増やし野菜を大量出荷すること。
地域をあげて特産物で町おこしをしたり、自身の野菜や果物をブランド化し成功している農家さんもいらっしゃいます。

夢を叶えた人にインタビュー : 農家(自営業) :  新里渡さん

 新里渡

― 農家(自営業)を目指したキッカケを教えて下さい ―

努力次第で美味しい野菜を作りたい!
もともと実家が農家で小さな頃から農業は身近なものという認識がありました。
農家を目指すきっかけは、農業は自分の頑張り次第で結果がついてくる仕事であり、自分の努力次第で美味しい野菜を作ることが出来る仕事だと思い、22歳の時、農家になろうと決意しました。

― 農家(自営業)の一日ってどんな感じですか? ―

農家の一日は朝7時には畑に出向き、肥料蒔き・雑草取り作業を行います。
一年のうち、大まかにわけて種うえの時期と収穫の時期があります。種うえの時期は栽培管理と言って畑と作物の状態をチェックします。収穫の時期になると午前中で農作物を収穫し、農作物を入れる段ボールも自分で組み立て、午後は出荷作業と納品を行います。

― 農家(自営業)の仕事のやり甲斐は何ですか?逆に、この仕事の厳しさも教えてください。 ―

綺麗な畑で採れた野菜は美味しい!
農業は失敗をしても、その経験を活かすことが出来る仕事です。だからこそやりがいを持って続けることが出来ているのだと思います。仕事をしていく上で嬉しい体験は、自分の畑の前で人や車が立ち止まって見てくれること(笑)よく「畑が綺麗に手入れがされているね」とお褒めの言葉を頂きます。綺麗に手入れのされた畑から採れた野菜は消費者からは安心できる要素だと思います。それだけがすべてではないと思いますが(笑)
大変さでいうと、良質な野菜を作っても売れない時です。

― 将来、自分はこうありたいというキャリアプランなどありますか? ―

県内の自給率を40%に上げること!
やはり子供たちが食べるものは自分たち沖縄の農家で作っていきたいです。

そして、若手と仕事が出来る環境を作りたいです。
農業人口は65歳以上の方が大半を占めています。大ベテランの方々から高い技術を若手に継承し経験を積んでいく。このようなサイクルを作っていけるようにしたいです。

 新里渡

― 農家(自営業)をこれから目指す後輩にアドバイスを! ―

農家は日々、努力の積み重ねです!
農業の世界はすぐに努力と結果が結びつくような世界ではありません。
甘い考えで挑むより、じっくりと考えて目指された方が良いと思います。
答えが無いので探求する気持ちと、作物の変化に気づくことの出来る観察力が求められます。

夢を叶える為のミライチズ

■ 農家になるには

農業系高校を卒業後、農業大学校を卒業後独立していく方法。もしくは農業生産法人に就職する方法もあります。就職先にて農業のノウハウや独立に向けての経験を積んでいくことが農家への近道

また、畑を耕す為にトラクターや運搬の為の運転免許があると良いでしょう。
実際に農家さんへお話を聞きに行ったり、畑仕事を手伝って実体験するのも農家への近道です。 

■ 進学の道筋

沖縄県立農業大学校

琉球大学 農学部 亜熱帯地域農学科