沖縄大学
地方公務員(沖縄県庁)
沖縄県という地方公共団体の職務を担当し、県民の生活のために奉仕する

沖縄県環境生活部環境政策課環境評価班主任
新城洋明さん
- 「沖縄県の発展と県民生活の向上に尽くしていきたい。」
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公共にサービスを行うのが公務員の仕事です。公務員にもさまざまな職種があります。教諭などの「教育職」、各官庁の研究機関に勤務する「研究職」、医師や薬剤師、栄養士、看護師等の「医療職」、警察官・消防官などの「公安職」などがあります。私は現在、環境影響評価法や条例に基づく各事業の審査や環境保全協定に基づく事業者への指導、沖縄らしい自然環境の再生に携わる仕事をしています。
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地方公務員(沖縄県庁)ってどんな仕事?
地方自治体(都道府県・市区町村)で働いている人を地方公務員といいます。
沖縄県庁は沖縄県という地方自治体の機関であり、県庁職員と呼ばれる地方公務員です。市区町村の職員や警察官なども同様に地方公務員に当てはまります。地域の人々が住み良い町になるよう、保育・介護・道路建設・公共工事・公共行事・商工農業などの産業の育成・振興などさまざまな行政施策の企画・立案・予算・執行に携わります。
辞典ほどの厚さのある資料を読んでいます。
おもにデスクワーク中心。
電話対応している様子。
- ■ 県内業界の現状
失業率の高い沖縄県内では、収入面などが安定している為、公務員は人気の高い職業と言えます。
ただし、地方公務員の全体的な採用人数は年々減少しているにも関わらず、応募者が多いので競争率は高く狭き門と言えます。
- ■ こんな人にオススメ!
沖縄県の為に自身の力を貢献したい・貢献できる人が望ましいです。
自分の為ではなく、沖縄県の為に頑張ることの出来る人がいいですね。
- ■ 給与・休日・待遇
週休2日制で、月曜日から金曜日までの8時半から17時15分までが勤務時間。
原則として週38時間45分と決まっています。年20日の有給休暇もあります。
ただし、部署によってはかなりの残業もあったりします。
ステップUPすると
期待される人は部署移動も頻繁。新人公務員はまず3年間の業務経験を得て、主任になります。
その後は主査、班長、(部門によっては次に主幹を経て)課長、統括監、部長とステップUPする道があります。
夢を叶えた人にインタビュー : 地方公務員(沖縄県庁) : 沖縄県環境生活部環境政策課環境評価班主任 新城洋明さん

- ― 地方公務員(沖縄県庁)を目指したキッカケを教えて下さい ―
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沖縄に貢献したい!
大学在学中には化学を専攻して勉強したのですが、研究職よりも、環境行政という立場から、沖縄県の自立に寄与したい!貢献出来るような仕事に就きたい!そんな思いから公務員を目指しました。 - ― 地方公務員(沖縄県庁)の一日ってどんな感じですか? ―
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毎日さまざまな事業や計画を確認・調整
8:30に出勤し、当日の新しい情報を新聞やTV、ネットなどで確認。それからおもに書類チェック。昼食は12:00から13:00に摂ります。午後からは関係行政機関や事業者と調整したりと…毎日さまざまな事業や計画を確認・調整・審査するという業務をこなしています。

- ― 地方公務員(沖縄県庁)の仕事のやり甲斐は何ですか?逆に、この仕事の厳しさも教えてください。 ―
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沖縄県が良くなるんだ!という気持ちがモチベーション!
仕事は毎日大変ですが、この業務を最後までやり遂げることによって沖縄県が良くなるんだ!という気持ちがモチベーションとなっています。年数を重ねていくにつれ、仕事の視野は今よりもっと広がると思っています。アンテナを広げつつ、世の中を見つめ、自分自身の仕事を見つめて、沖縄県をより良くしていきたいです。また、なるべく環境に害を与えないで事業をするにはどうすればいいのか?専門家や事業者、住民など、色々な立場の情報・意見にも耳を傾け、その上でベストな判断を下さなければなりません。適切な判断を下す為には、やはり常に勉強していかなければならないと思っています。 - ― 将来、自分はこうありたいというキャリアプランなどありますか? ―
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1年目、2年目、3年目というサイクルの継続
公務員は部署替えが大体3年ごとにある為、3年サイクルで考えると、1年目は勉強しつつ、仕事する。2年目は1年目の反省を踏まえて仕事をしっかりやる。3年目はマニュアル作成等、職場に不足した部分を改善して後任へ引継ぐというサイクルを継続し、大きな視点に立って、沖縄県をより良くしていこうと考えています。

- ― 地方公務員(沖縄県庁)をこれから目指す後輩にアドバイスを! ―
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色んな所からの情報を吸収してみて下さい。色んな視点・立場で考えてみて下さい。
夢を叶える為のミライチズ
- ■ この職業になるには?
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地方公務員になるには、県や市町村の人事委員会が実施する採用試験に合格しなければなりません。地方公務員の採用試験は一般的に上級(大卒)、中級(短大・専門学校卒)、初級(高卒)に分かれ年齢制限を設けています。採用試験の第一次・第二次試験に合格し、任命権者(知事や教育委員長、警察本部長)が最終面談を行います。県庁職員や各市町村職員を目指す人の多くは、県庁や市役所などで臨時職員として働きながら採用試験の勉強をし合格を目指しているようです。
必要な資格や免許
- ・公務員
- ■ 進学の道筋
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なによりも公務員試験に合格しなければならない為、試験の対策が十分な専門学校や大学進学が一般的です。専門的知識が必要とされる部署に関しては、大学で学んだ分野が役立つことも。県庁職員や各市町村職員を目指す人の多くは、県庁や市役所などで臨時職員として働きながら採用試験の勉強をし合格を目指しているようです。
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