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医師(研修医)

病気・怪我で苦しむ人を治療するお仕事

社会医療法人敬愛会 中頭病院 

社会医療法人敬愛会 中頭病院 
安富 き恵さん

患者と医師の信頼関係がよりよい治療へと繋がる

医師の仕事は病気やけがなどで苦しむ人を助けることです。医師には大きく分けて、病院で実際に健康問題の相談や検査、治療、リハビリテーションなどを行う「臨床医」(一般的な医者)と、医学の研究(基礎医学)を専門に行う「研究医」がいます。臨床医は外科や内科、小児科、麻酔科などの専門科に分かれます。
医師という職業の最大の魅力は、治療・手術によって患者さんが日に日に回復していく様子を見ることです。医師を信頼して大切な身体を預けて下さる患者さんの期待にこたえられた時の喜びはひとしおです。

医師(研修医)ってどんな仕事?

医師の働き方には二通りあり、病院や診療所で実際に患者に接して診断・治療する臨床医と、医療に関するさまざまな研究を行う基礎医学者と区別されています。
医師になる為には、医科大学や大学の医学部(6年間)を修了して、医師国家試験を受験し、医師免許を取った後、2年以上臨床研修医として働くことが義務づけられています。

  • 社会医療法人敬愛会 中頭病院  安富 き恵

    回診する安富さん

  • 社会医療法人敬愛会 中頭病院  安富 き恵

    コメディカルスタッフとの連携で医療は成り立ちます

  • 社会医療法人敬愛会 中頭病院  安富 き恵

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■ 県内業界の現状

全国的に医師不足が叫ばれていますが、沖縄は、離島に医師が少ない・常任医師がいない島がある、都市部と地方の格差があることが問題として挙げられます。一部の離島へは医師の派遣がありますが、派遣期間が半年程度に限定され、治療が不十分になる可能性があります。
また、沖縄県ではメタボリックシンドロームが多いことも問題です。欧米型食生活や夜型社会により、病気の前段階と思われる人が増加しています。薬や注射の治療だけではなく、毎日の生活習慣について指導できる医師が今後求められます。

■ こんな人にオススメ!

ある程度の体力や忍耐力、コミュニケーション力を持っている人が医師として望まれます。患者さんを診る上で、患者さんの気持ちになって考えられる、そしていつも前向きな気持ちを忘れず、探究心のある人にオススメの職業です。

■ 給与・待遇・休日など

数ある職業の中でも高額な収入が得られる仕事ではありますが、勤務時間や労働環境は甘いものではありません。例えば日曜日と土曜日午後はお休みですが、当直が入ったり、休みでも回診は行います。また急病の患者対応なども行います。



ステップUPすると

2年間の初期研修を終えると自分で専門科を選択し、その分野に必要な経験を積むためさらに約3年間の後期研修カリキュラムを受けます。その後認定医試験、専門医試験などを経て、その分野のスペシャリストを目指します。

夢を叶えた人にインタビュー : 医師(研修医) : 社会医療法人敬愛会 中頭病院  安富 き恵さん

社会医療法人敬愛会 中頭病院  安富 き恵

― 医師(研修医)を目指したキッカケを教えて下さい ―

人を癒すことの出来る職業に就きたい!
高校生の時は音楽専攻の科に所属していました。音楽を聴いて気分が変化し「癒される」ことに憧れました。人々に直接癒しの手を差し伸べる場所として病院が思い浮かび、治療によって病に苦しむ人を助ける医師になろうと決意しました。

― 医師(研修医)の一日ってどんな感じですか? ―

スケジュールはかなりハード!
朝7:00に出勤し患者さんの体調チェックから医師の一日は始まります。7:45から8:15はカンファレンスといって英字論文や手術ビデオで勉強したり、難しい症例について他科・他職種のメンバーで相談します。英字論文を読んで世界中から新しい医学情報を取り入れたり各専門家の意見を聞くことで、より良い治療を行うことができます。8:30からは上級医と院内を回診します。9:00から17:00に手術の立ち会いや外来診療をしています。時には夜1:00まで手術をすることも。手術が終わると再度回診を行います。この一日のすきま時間にカルテを書いたり薬を処方したりしています。

社会医療法人敬愛会 中頭病院  安富 き恵

― 医師(研修医)の仕事のやり甲斐は何ですか?逆に、この仕事の厳しさも教えてください。 ―

患者さんから「学ぶ」ものはたくさんある
医師の生活は不規則になりがちです。状態の悪い患者さんを残して帰ることは出来ないので自分のプライベートな時間が制限されます。仕事がお休みの日でも何かが起これば病院にいる患者さんのもとへ駆けつけなければいけません。
ですが、患者さんからの感謝の言葉がやりがいへと繋がっていますし、人体の仕組みはとても奥が深く毎日が新しいことの発見です。大学6年間では人間の全身を学び尽くしたとは言えず、上級医の指導のもと実際に診療しながら、患者さんから学び、経験を積んでいます。


― 将来、自分はこうありたいというキャリアプランなどありますか? ―

患者さんとコメディカルスタッフとの信頼関係
同じ病院で働く先輩医師を目標にしています。
患者さんの状態は、医師の指示だけでは決して良くならず、スタッフ、患者さんの協力があってこそ病と闘うことができます。適切な治療が行えるよう、患者さんから信頼され、看護師などコメディカルスタッフとお互いに尊敬しあえる医師になりたいです。

社会医療法人敬愛会 中頭病院  安富 き恵

― 医師(研修医)をこれから目指す後輩にアドバイスを! ―

医師は奥深い仕事。
率直に言って、医師はとても大変な仕事です。ですが医師にしか出来ないことがあり、その分やりがいを十分に感じられる仕事でもあります。患者さんの「ありがとう」の一言を聞くと疲れも飛んでいきます。しかし、治療法や薬が見つかっていない難病に苦しむ人や、生活に不自由をきたしリハビリや介護が必要な人を目の当たりにすると、研究医の役割やコメディカルスタッフの存在も重要だと感じています。

様々な分野の専門医がいます。あなたにも何か出来ることがあるはずです。あきらめずに前向きにやってみて下さい!

夢を叶える為のミライチズ

■ 医師になるには?

大学の医学部に入り、医学課程を修めることが必要です。そして医師国家試験に合格し、医師免許を取得しなければなりません。臨床医を目指すのであれば、医師免許取得後、総合病院などで最低2年間の臨床研修を受ける必要があります。