薬剤師
処方箋をもとに薬を調剤し服薬指導(お薬の説明)をするお仕事。
社会医療法人敬愛会 中頭病院
伊波 美幸さん
- 患者さんの目線にたった説明が大切！！
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医師と患者さんの間にたち、服薬指導を行います。患者さんが薬への理解を深め安心して飲んでいただけるよう努め、ｻﾎﾟｰﾄすることが役目です。
現在私が薬剤師として働いている病院薬剤師は主に入院患者様のお薬の内容チェックや服薬指導を行います。チーム医療の一員として他の職種と密に連携しながらよりよい医療を提供できることを目指しています。より専門的な知識を身につけて、専門・認定薬剤師取得という道もあり、病院ならではの仕事の幅広さが魅力です。もちろん他職種のスタッフと関われることも特徴です。
薬剤師ってどんな仕事？
お薬の専門家！就職先は一つではありません。
調剤薬局や病院、ドラッグストアなどが主で、薬剤師免許を活かし患者さんと直接接し調剤に携わる場所が一般的ではありますが、製薬企業に就職しＭＲという医薬情報担当者や研究職・開発職につく方もいます(こちらは薬剤師免許は不要です)
他に学校薬剤師や保健所、麻薬取締官といった選択肢もあり、各々興味のある分野に進むことができます。
薬剤師は広く活躍できるお仕事ではないでしょうか。
薬の調剤をしている様子
検査値や患者情報もﾁｪｯｸ！適正使用であるか確認！
患者さんへお薬の説明をしています(服薬指導)
- ■ 県内の現状
今後は需要と供給のバランスを考えると過剰になることも予想されますが、沖縄県内には薬学部がないこともあり本土に比べるとまだ薬剤師は足りていないのが現状です。
進学は県外へでることになります。
- ■ こんな人におすすめ！
安全に･安心してお薬を飲んで頂けるようにサポートする役割だと思うので、常にあわてず落ち着くよう心がけれる人や気配りが上手な人はむいているのではないでしょうか。
また薬剤師は、結婚や出産とライフスタイルが変わっても働き続けることができやすい・再就職しやすい、など医療に興味のある女性にはとても魅力的な仕事です。
ただ、資格を取った後ももちろん努力は必要です。
- ■ 給与・休日・待遇
給与は病院・調剤薬局・ﾄﾞﾗｯｸﾞｽﾄｱ・製薬会社など就職先によって異なります。
病院では夜勤もあり、休日は週休２日のシフト制です(夜勤のない病院もあります)
スキルアップすると
最近は薬剤師もチーム医療の一員として連携しており、それぞれ興味のある専門分野の認定・専門薬剤師(感染･がん薬物療法･緩和･精神系･妊婦授乳婦薬物療法･栄養･糖尿病、、などなど)をめざし活躍しています。
また、総合病院で経験を積んだあと調剤薬局で知識を広く活かす方もいます。
夢を叶えた人にインタビュー ： 薬剤師 ： 社会医療法人敬愛会 中頭病院 伊波 美幸さん
- ― 薬剤師を目指したキッカケを教えて下さい ―
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薬局で働く大人に魅力を感じて薬剤師へ！
親戚の方に薬局を営んでいる人がいたから！が一番のキッカケです。
小さいころから医療関係に携わりたいという思いがありいろいろな職業に興味をもちましたが、最終的に私の目には町の薬剤師さんとして親戚の方が格好よくうつっていたのかもしれません(笑)
- ― 薬剤師の一日ってどんな感じですか？ ―
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病院薬剤師の業務は幅広い！
８時には出勤し、まずはみんなで情報共有するためのﾐｰﾃｨﾝｸﾞから始まります。
仕事内容は調剤・監査・注射・製剤業務、無菌室での混合が必要な輸液や細心の注意が必要な抗がん剤の混合調製、また病棟業務といって入院患者さんの服薬状況の確認や自己にてお薬を管理されている方への服薬指導、チーム医療の一員として専門のｶﾝﾌｧﾚﾝｽに参加することもあります。他に医薬品管理業務など病院薬剤師は多岐にわたる業務をこなしています。当直のある病院では夜勤帯でも対応できるよう24時間体制でのｼﾌﾄです。基本は8時間勤務ではありますが、出勤前後の時間を利用し勉強会を開催・参加したりと薬剤師としてのｽｷﾙupも忘れません。
専門性を高めるとともに、より視野を広げていくことが臨床では大切なことでもあり、病院は薬剤師として必要な幅広い力を身につけていけるおすすめの環境です。
- ― 薬剤師の仕事のやり甲斐は何ですか？逆に、この仕事の厳しさも教えてください。 ―
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日々の勉強は薬剤師としての務め
院外で開催される勉強会への参加はもちろんですが、院内の薬局内での勉強会も定期的に行いみんなで知識を共有しています。医療は毎日進歩しておりさまざまな問題に直面する事もありますが｢説明聞けてよかったよ｣など感謝の言葉で毎日がんばれます。
そして今までの業務疲れも吹き飛んでしまいます(笑)
安心納得してお薬を飲んでいただけるように日々精進です！！
- ― 将来、自分はこうありたいというキャリアプランなどありますか？ ―
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薬剤師の立場から緩和ケアで支えたい
緩和ケアという言葉を聞いたことがありますか？
がんと診断されたときから行う身体的精神的な苦痛を和らげるための医療です。身体や心の負担を薬の面から少しでも楽にしてあげたい。
私は緩和ケアチームに属しており今は緩和認定薬剤師を目標として頑張っています。
- ― 薬剤師をこれから目指す後輩にアドバイスを！ ―
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興味あるものにチャレンジすること！
卒業後も日々勉強ですが、現場では大学では習わないこと、直接患者さんとも接するので新しい発見や知識を確認することができます。また患者さんの目線にたった説明が大切でありコミュニケーション力も必要ですね。
いろいろなケースに対応できる薬剤師をめざしてお互いがんばりましょう。
そして学生生活も楽しんでくださいね。
夢を叶える為のミライチズ
- ■ 薬剤師になるには？
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薬剤師になるには国家試験に合格する必要があります。薬学部のある大学で専門知識を修学し卒業後、薬剤師国家試験に合格し薬剤師免許を取得しなければなりません。
残念ながら沖縄県内には薬科大学はないので県外への進学が必須となり、また現在薬学部は６年制となっています。
