看護師
怪我や病気、そして心まで癒す白衣の天使！
社会医療法人敬愛会 中頭病院
西平 敦美さん
- 「患者さんはみんな家族」
-
看護師の仕事は一言でいえば患者と医師との仲介役です。診療前の問診や各種検査またその説明等、医師が患者を診療するための補助的役割を担っています。
また、身体的ケアはもちろんのこと、精神的ケアも欠かせません。患者本人だけでなく家族も含めてのケア、コミュニケーションが大切です。
仕事内容は多岐に渡っており、医療の専門的な知識や技術の他にも医療を行いやすい環境作りを行うことも看護師の仕事です。
「白衣の天使」と言われる看護師の仕事でも、実は体力勝負の仕事と言えます。
看護師ってどんな仕事？
看護師は専門職であり、国家資格が必要でありながら、その仕事内容は多岐に渡ります。主に医師の指示の下に患者の診療の補助、入院患者の日常生活においてのサポートが中心となります。患者の問診や各種検査、点滴、注射等においてはもちろん専門的知識が必要となりますが、それだけでなく患者やその家族、友人を含めてのケアも大変重要です。患者が入院生活を過ごしやすいように、患者のニーズを考えることが大切です。食事や入浴の介助をしながら、常に患者の症状に目を向け、記録も行います。
また、自宅療養のための生活指導を行うことも看護師の仕事です。
看護師は様々な就業場所があり、そこによって仕事内容は異なってきます。
西平さんの場合は集中治療室に勤務しており、一般の病棟よりもさらに迅速な対応が求められます。
- ■ 県内業界の現状
病院によって異なります。さらに病院内の各棟でも現状は変わります。
入退院のある急性期病院は、夜の仕事もあるため若い方が多い傾向があるようです。
しかし入退院の無い個人病院では、主婦の方が多い傾向があります。
また、看護学校に通いきちんと指導にそって卒業すれば、国家試験の合格率と共に就職率も高いそうです。
- ■ こんな人にオススメ！
西平さんは先輩に「患者さんは家族だと思いなさい。」と言われたことがあるそうです。
目の前の人の為に何が出来るか、真剣に考えることが出来る人にこそできる仕事だと言えるでしょう。
人と接することが好きで、尚且つ人の為に素直に考えられる人に向いている仕事です。
- ■ 給与・待遇・休日など
給与は病院ごとに異なります。初任給の平均は18-20万円です。
また、入退院のある急性期病院では、夜勤もあるため夜勤手当てがプラスとなります。
週休2日のシフト制で決まっています。
ステップアップすると
看護師のステップは大きく二つに分かれます。
主任や師長等、看護師の管理職につくというステップアップと、より専門知識や技術を備えた看護師へのステップアップが可能です。
看護は現在、幅広い分野での活躍が期待されており、専門看護師や認定看護師などにステップアップすることで自分の求める知識・技術をより極めることができるでしょう。
夢を叶えた人にインタビュー ： 看護師 ： 社会医療法人敬愛会 中頭病院 西平 敦美さん
- ― 看護師を目指したキッカケを教えて下さい ―
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実際に目の前で苦しむ女性に遭遇したとき。
私の兄は医師で、姉は看護師ということもあり、家族の勧めでなんとなく私も看護師を目指しました。だけど元々血を見ることは苦手で、看護師に対しては後ろ向きな気持ちが大きかったです。
そんな気持ちが変わったのはある出来事がきっかけでした。
ある日、私が図書館で勉強をしていたら、急に女性が苦しみだし目の前で倒れたのです。私はその時恐怖で全く動けませんでした。目の前にいたのに助けられなかったことがとても悔しくて。自分の中に「人を助けたい」という強い気持ちがあることに気づきました。
それが看護師を目指すことに踏み切るきっかけとなった出来事です。
- ― 看護師の一日ってどんな感じですか？ ―
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日勤と夜勤があり、シフト制です。日勤の場合はまず、朝8時までに入院患者に声をかけながら患者のバイタルサインや点滴交換をします。
朝のミーティングでは、リーダーから連絡や指示を受けます。急変患者に全員で対応できるよう、担当患者のことだけでなく全体のことを把握しなければなりません。
午前中は、お風呂の介護をしたり、親族との面接時間があるので、親族へ今の患者の症状や状況と対応について説明したりします。12時からは食事の介助をし、13時頃に交代で昼食をとります。
午後はリハビリの手伝いをし、患者とのコミュニケーションも欠かせません。
17時に夜勤の人と交代になるのですが、その前に連絡事項の伝達や掲示記録・申し送りをまとめて引き継ぎになります。
- ― 看護師の仕事のやり甲斐は何ですか？逆に、この仕事の厳しさも教えてください。 ―
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実際の治療や、患者の感謝が大きなやりがい。
私が担当しているのは集中治療室ということもあり、その分責任は重いです。
急変のサインを見落としたり、知識が足りず異変に気付かなかったりすると患者を危険にさらしてしまうので、常に細かいところまでチェックしています。
細かいチェックも大変ですが、やっぱり亡くなっていく患者を見ることが一番辛いです。患者の家族の方には声がかけられません。
やりがいに感じることは、重症できた患者の容体が良くなり患者や家族の方に「ありがとう」と言われた時ですね。自分がやってきた分、良くなっているのが目に見えると「うまくケアできているんだ」と実感し、嬉しく思います。少しずつでも自分が対処することで体調が良くなると、やりがいを感じます。
- ― 将来、自分はこうありたいというキャリアプランなどありますか？ ―
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日々精進し、常に迅速な対応をすること。
看護の質を上げていくことが今の目標。理想はＩＣＵの先輩です。先輩はみんなに受け入れられて、余裕を持つことができ、常に冷静な判断の出来る人です。先輩も日々勉強しています。
日々精進ですね。知識をつけると視点が変わるし、自分の成長が自分で分かると思います。日々勉強し、迅速な対応のできる看護師になりたいです。
- ― 看護師をこれから目指す後輩にアドバイスを！ ―
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看護師の仕事は大変さとやりがいが紙一重！
この仕事は大変な部分もあります。だけど自分のやった分だけ結果が返ってくる仕事でもあります。
辛くてもその分患者さんから元気をもらえます。
決して飽きない仕事だと思うし、続けたい仕事です。この仕事が私は好きです。
夢を叶える為のミライチズ
- ■ 看護師になるには
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看護師になるには、国家試験に合格し「看護師免許」を取得する必要があります。
国家試験の受験資格は、看護専門学校や看護大学等の看護師養成施設を卒業することで得ることができます。
看護師養成施設を卒業後、すぐ看護師になれるのではなく、その後国家試験に合格することで看護師免許を取得することが出来ます。
看護師試験（国家試験）は一般的に難しいと言われていますが、養成施設にてしっかり基礎看護教育を指導されるので、卒業時には看護師試験に対する基礎学力が身に付きます。
