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新聞記者

日々ありとあらゆる情報をいち早く届けるお仕事

沖縄タイムス社

沖縄タイムス社
平島夏実さん

一緒に「へえ!」とつぶやこう

新聞と言えば、毎日私たちが情報を得るために欠かせない物です。新聞を読めば、その日の社会で起こった出来事をまとめて知ることができます。これらの新聞の記事を書いているのが新聞記者です。新聞記者はあらゆる情報を私たちに伝えるため、その出来事に関する取材や撮影を行い、記事にまとめます。
日々私たちに政治、経済、スポーツ等の情報を正確に伝えることが新聞記者の役目と言えます。

新聞記者ってどんな仕事?

新聞記者の仕事は主に取材活動を行い、新聞の紙面に載る記事を作成することです。取材と聞くと、一見簡単そうに思うかもしれませんが、実際の仕事量は多く、その仕事は夜遅くまでかかることもあります。新聞は毎朝発行されるので、限られた時間の中でいかに正確、かつ自分らしい記事を書けるかが重要です。

一般的に新聞記者は担当の分野が決まっていて、今回取材した平島さんは政経部を属しています。政経部とは、知事の記者会見や沖縄の新しいプロジェクト、県の予算等、県レベルの情勢についての取材を担当しているところです。

  • 沖縄タイムス社 平島夏実

    取材の後は記事作成をします。

  • 沖縄タイムス社 平島夏実

    取材の様子。

  • 沖縄タイムス社 平島夏実

    取材依頼を受け、取材に行きます。

■ 県内業界の現状

毎年、就職希望の人はたくさん来ています。しかし、ここ何年かは採用人数が減ってきているようです。200名あまりの就職希望者に対して、実際採用するのは3,4名程度ということなので、倍率はかなり高めです。

■ こんな人におすすめ

取材活動が主な仕事となるので、フットワークが軽いというのは大事です。
あとは人と話すこと、話を聞くことが好きな人も向いていると言えます。
常にいろんなことに興味を持ち、様々なアンテナをはっている人におすすめです。

■ 給与・待遇・休日

基本的に土日休日ですが、取材が入る場合もあります。

ステップアップすると

新聞記者の場合、人と話すこと、話を聞くことといったコミュニケーション能力が必要であり、さらに記事を書く為の文章力も欠かせません。これらは正解も終わりもないので、常に自分の中でのステップアップが必要となってくると思います。

夢を叶えた人にインタビュー : 新聞記者 : 沖縄タイムス社 平島夏実さん

沖縄タイムス社 平島夏実

― 新聞記者を目指したキッカケを教えて下さい ―

自分で実際に見て確かめたい!
学生の頃、じっと机に座っているよりも自分で行動する方が好きだったんです。ある程度単位が取れたらどんどん外に出て色々なものを自分の目で見て、体験していました。写真展、講演会、農作業・・・。そんな時、こんなにもの多くの人達が自分の知らないところで様々なことをしていると知って、感激しました。それを誰かに伝えたくて記者になりました。

私は埼玉県出身なんですが、沖縄の記者を目指した理由は、「私の中の沖縄」の”イメージと現実”のギャップが大きかったからです。そういったものがあるってことは、自分なりの視点で面白い記事が書けると思いました。

― 新聞記者の一日ってどんな感じですか? ―

スケジュールは実に日によってバラバラです。その日その日の取材依頼に合わせてスケジュールは変わります。10時から18時までは主に取材をしたり、県庁で会議の内容について話を聞いたりします。18時からは会社に戻り、記事の作成ですね。校正や確認をだいたい21時頃までしています。でも、何か急な問題(ニュース)があった場合には県幹部からコメントを取りに行ったり、議会に話を聞きに行ったりとやるべきことが増えるので、帰宅時間が遅くなってしまうこともあります。

沖縄タイムス社 平島夏実

― 新聞記者の仕事のやり甲斐は何ですか?逆に、この仕事の厳しさも教えてください。 ―

初対面の人に「あなただったんですね」と言ってもらえたとき
自分の視点でその人ならではの記事を書いた場合には、記事に自分の名前が入るんです。逆にどこかで既に発表されたものであれば、名前は入りません。
例えば、名前だけは新聞で見て知っているけれど、実際は会ったことがないということはよくあります。でも、以前「良い記事を書いてるねー」ってずっと思ってくれていた方が名刺交換した時に「あなただったんですね!」と言ってくださったことがあったんです。これは嬉しかったですね!
あと、記事を書いた影響で行政が動いてくれたことも嬉しかったです。不発弾処理についての記事だったんですけど、記事の影響でそのマニュアル自体が改定されたんです。それはもう、やりがいを感じましたね!

大変なことは、取材相手との人間関係をつくること。記事を書くよりもまず先に、どれだけの情報を得ることが出来るかが大切なので。信頼していないと深いことまで話してもらえないと思うので、人間関係は取材する上で重要だと言えますね。

― 将来、自分はこうありたいというキャリアプランなどありますか? ―

様々な分野を楽しんでいきたい。
「この分野の話ならこの人に聞こう」と言われるようになれたらと思います。自分のフィールドを見つけられるように、まずはどんな分野の取材も楽しんでみたいと思います。
実際、楽しめているかと聞かれると、そう上手くはいかないんですけど、でも絶対それは無駄ではない。どっかに必ず発見があると信じて過ごしていますね。

沖縄タイムス社 平島夏実

― 新聞記者をこれから目指す後輩にアドバイスを! ―

自分らしさを大切にすること
「あなたらしさ」がきっと大きなエネルギーになります。見たり、聞いたり、触ったり、嗅いだり、味わったり。そのとき「へえ!」と思ったらきっとそれはニュースです。「伝える」前に、「感じる」アンテナをビンビンに立ててみて下さいね。

夢を叶える為のミライチズ

■ 新聞記者になるには

新聞記者になるために必要な免許・資格は特にありません。
新聞記者はその新聞社に入り、それから配属が決まります。ですので、新聞社に就職したからといって、100%記者になれるとは限りません。しかし、面接でいかにアピールするかで配属は決まると言えるので、自分のやりたい分野やその熱意について明確にすることが大切です。
取材相手が日本人だけとは限らないので、英語は出来た方が強みになるでしょう。