建築家
UZUMAKI
伊佐 直哉さん
- 芸術的な視点からモノ作り
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建築事業の中心的な存在であり、建築物の設計や管理を行うのが建築家のお仕事です。よく似ている職業として「建築士」が挙げられます。一級建築士や二級建築士といった国家資格を取得して国土交通省に登録し、その仕事についている人のことを建築士いいます。 一方、「建築家」とは、どちらかというと意匠的な部分で、芸術家的であることをしめしています。
建築家ってどんな仕事?
建築家とは、一般に建築における建物の設計や工事の監理などを職業とする人のことです。また、建築家は大きく分けて二種類の働き方があります。一つ目は、一般企業に就職して、会社勤めをするような建築家と、もう一つ目は、一個人として活動する建築家です。一つ目の建築家は、安定した給料がもらえ、公共事業など大きな仕事を社員みんなでこなしていきます。二つ目の建築家は、自身の会社をおこす働き方です。大きな事業を扱いことはあまりないのですが、自分の発想を思う存分発揮して、自身の作品を一から手掛けることができます。
パソコンを使って作業をしている様子
スケッチブック
対話している様子
- ■ 県内業界の現状
昔はバブルのため人口増加で、建築ラッシュでしたが、今は前ほど良くはありません。それでもなお建設業界の景気は悪くありません。物価が高い、住宅の建設は減り、アパートやマンションなどの建設が増加しています。
- ■ 給与・休日
初任給15から18万円
会社員として働くのか、自身の会社をおこすのかでも違ってきます。
会社員だと会社に準じた休日・給料が得られます。
- ■ こんな人におすすめ!
細かい作業が好きな人、絵を描くのが好きな人、新しいものを作るのが好きな人、模様替えが好きな人…。建築業界はおすすめしたい人の幅が広いです。
ステップアップすると?
環境デザイナー
夢を叶えた人にインタビュー : 建築家 : UZUMAKI 伊佐 直哉さん
何事も楽しむ
- ― 建築家を目指したキッカケを教えて下さい ―
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模様替えが好きだった
高校生の頃から部屋の模様替えとかがすきで変えては飽き、変えては飽きを繰り返してました(笑)あとは、使われていないタンスを拾ってきて自分で棚に作り替えたりもしていて、昔から「モノ作り」に興味がありました。このように自身の興味をひきだせるような分野を探し、大学では環境デザイン学科に進学し、そこで周りの人から多くの刺激を受け、未来を作りたいと思いました。そこで、この思いを達成するために、一番近道な建築家になることにしました。 - ― 建築家の一日ってどんな感じですか? ―
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朝、9時ごろ出勤して、今日中にやることを確認し、事務作業やデザインをかいたりします。書類を申請したり、実際現場に出向き業者さんとの打ち合わせを行ったりもします。
自営業なので、比較的、勤務体系に融通がききます。
- ― 建築家の仕事のやり甲斐は何ですか?逆に、この仕事の厳しさも教えてください。 ―
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あったらいいな、がイメージ
こんなものがあったらいいな、というイメージが実際に形になったとき仕事のやりがいを感じます。あとは、職人さんに自分の作りたいものを具体的に伝えられるようになってきて、自分の知識が以前よりも身についていることを実感できて、前よりも仕事も対してやる気があがりました。逆に困難なことは、職人さんとのコミュニケーションです。当時は、知識不足から、職人さんに正確に指示を出すことが困難でした。そのため、お客さまの希望通りの作品に仕上がらず、やりなおしを行うこともありました。
- ― 将来、自分はこうありたいというキャリアプランなどありますか? ―
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人にだけではなく、環境のことも考えて建築することです。
- ― 建築家をこれから目指す後輩にアドバイスを! ―
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多くの事に興味を持って!
いろんな事に興味を持って、色々な視点を持つことが新しい価値観を作る事に繋がりますので、色々なな事に興味を持って挑戦して欲しいです!
夢を叶える為のミライチズ
- ■ この職業になるには?
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専門学校、大学、芸術大学の進学、その他さまざまな方法があります。資格を必要としない建築家ですが、その分自身の実力が仕事に大きく影響してきます。建築家として、デザインや建築の技術だけでなく、お客さまや現場の方々とのコミュニケーションをとる能力も非常に大切です。