県内で活躍している先輩たちの100種以上の職業を紹介
職業紹介
福祉・健康・スポーツ系
介護福祉士
介護には、正解もなければ終わりもない!
デイサービスセンター楽
武藤 奈津美さん
常に相手の方を尊敬する心を忘れないようにしています
介護福祉士は、医療機関や地域のコミュニティと連携しながら生活を支えていく仕事です。
お年寄りや身体・精神に障害がある方への介護をすることが目的です。
本人の出来ることはやり続けられるよう支援し、出来ないことは手となり足となり支えます。家族の代わりにはなれないけれど、気持ちの面でも家族の役割を担い、精神面を支えていくことが重要です。
現代の高齢化社会において、高齢者の余暇を充実させ、楽しさを提供する介護福祉士の仕事はかなりニーズの高い仕事と言えるでしょう。
【夢を叶えた人にインタビュー】
介護福祉士ってどんな仕事?
介護福祉士とは、福祉における国家資格のひとつです。
介護自体は誰にでも可能なお仕事です。一般の介護職員と違うのはその知識量。介護についての知識、病気の兆候やその対処法などを学んで介護福祉士の資格を取得します。
主に生活の面で言えば、食事、入浴、排せつとそれに関わる動作や移動の手助けをお手伝いします。また、自分の思うように体が動かせなくなることでの落ち込みや認知症、老人性うつ等の精神面のケアや軽い運動、その人の状態に合わせた機能訓練も行っています。
介護する側もされる側もお互いに負担のかからない介護の専門知識を身につけているので、資格を持っていない一般職員や利用者の家族に介護の仕方を教えるのも、介護福祉士の仕事といえます。
直接人に関わり、触れ合う仕事なのでコミュニケーションを取ることが非常に重要です。
楽しく会話をしながらの爪切り。これもコミュニケーションの一つです。
一人一人丁寧にコミュニケーションを取ります。
取材当日は鬼に豆をまく節分のレクをされていました。
県内業界の現状
新しい介護施設がどんどん増えているので、競争率が激しいのが現状です。
その分、これからこの職につく人たちは、それぞれの施設にいろんな特徴があるので、自分がどのように働きたいかというビジョンをしっかり持つことで、自分のやりたいことを選べると思います。
介護施設というのは利用者に選んでもらう立場なので、現状に満足せず切磋琢磨していくことが必要です。
高齢化社会の為ニーズが多い上、離職率の高い業界なので、常に介護職の求人は見られます。
こんな人にオススメ!
体力勝負なところもあるので、力がある人!
そして体を動かすことが好きで、人と接することが好きな人にオススメです。
いろんな人と関わっていくので、その面で言えば精神的にタフな人の方が向いています。
給与・待遇・休日など
各施設によって様々だと思いますが、当施設では産休や有給があります。比較的女性が多い職場ということもあって、子供が体調不良になった場合には、職員同士でしっかりフォローできる職場です。
当施設の休日は日曜日と正月のみです。それ以外はシフトで決まっています。
ステップアップすると
ステップアップにはケアマネージャーがあります。介護職の仕事に従事して5年の実務経験があれば受けられる資格です。
ある程度経験を積むと、自分が現場で働きたいのか、ケアマネージャーとしてトータルで支えたいのか、という選択肢も出てきます。自分に合ったステップアップが可能です。
介護福祉士になるには
介護福祉士になる方法は大きく分けて2つです。介護福祉士養成施設で十分な知識を身に付けて卒業することで資格を得られる方法と、実務経験を積んで介護福祉士国家試験を受験し合格する方法があります。
介護職は資格がなくても働くことは可能ですが、資格を取得することでより専門的な知識も持つ人材として重宝されるでしょう。