公務員系
自衛官(航空自衛官)
日本の平和と安全を守り防衛し、災害時などの時にも活躍
夢を叶えた人にインタビュー
航空自衛隊 那覇基地 山城 広貴さん
違う分野での就職
大学では理学部で地質学を勉強していたが、元々は車やバイクなどといった機械を触るのが大好きで、大学生の時も車やバイクをいじっていました。
そして、大学卒業後の就職は学生時代勉強した分野を活かそうとは思っていなく、また視野を広げたいという意味で県外を希望していたこともあり、県外に出られて、国家資格を持っていなくても航空機という機械に触れるという自衛隊に興味を持ち、航空自衛官の道を選びました。
一般的に大卒者は、「部外幹部候補生」試験に合格し、3等空尉という階級からスタートし管理職として勤務していきますが、私自身現場で航空機整備をしたい希望から、2等空士という階級からスタートしました。
チームでの作業!
勤務の内容によって異なりますが、基本的な自衛官の勤務時間は8時から17時で、出勤はほとんどの人が7時前後にはしています。また、新米隊員に関しては6時過ぎには出勤しており、職場の鍵開け、水周りの準備などをしています。
実際に仕事に取りかかる前に、整備員の商売道具である「工具」の使用前後の具数チェックを行い、確認後それぞれグループに与えられた仕事に移っていきます。私の仕事内容としては、F-15戦闘機やT-4練習機といった航空機の点検・整備を行います。そして、12時から13時に昼食をとり、18時から19時で退社しています。
チームで仕事をするという楽しさ、ミスの出来ない緊張感。
覚えることが多くて、何十冊もあるマニュアルを読んだり、先輩方に聞いたりと日々勉強の毎日です。また、小さなウソ(ミス)が大きな事故を招く仕事なので、常に100%で仕事をするという意識の中での仕事が大変です。
しかし、技術の最高結晶である(F-15戦闘機)を整備しているという誇りと、1人では出来ない仕事なので、チームで仕事をするという楽しさが仕事のやりがいです。また、訓練で県外の様々な基地へ行く機会があり、同期の友達と会えるのも1つの楽しみです。
3等空曹に昇任し、部内幹部候補試験を受けられる要件を満たしましたが、直接現場で作業するのが性にあっているので、今後も現場に残り知識を深めていきたいです。
周囲のアドバイスに耳をかたむけて!
自分が将来何をやりたいのかしっかり考えて、早い段階で将来のビジョンを見据え、それに向かって進学・就職の準備をする。そして、親・先輩といった周囲の方々に恥ずかしがらずに相談をし、たくさんのアドバイスをもらう。